僕はドライオーガズムに逝けない

何で男の娘が好きになったか知らない

青木清彦(あおき　きよひこ)は、
都内の伝統あるお嬢様学校、私立那古峰(なこみね)に
産休代理の教師として、赴任することになった。

かつて、自分の初恋の相手に似ていたからということあり、
そこで出会った城ヶ崎悠木(じょうがさき　ゆうき)という、
美少女に目を奪われる。

だが、彼女は実は『彼』だった――

女の子にしか見えない、男の子に振り回される毎日。
男なのに……そう思っても、心が傾いていくのを止めることができない。

美少女にしか見えない『彼』と、新任教師の『俺』の物語。
オークス出版で作家としてデビューした大野一人(おおの　ひとり)執筆。

男の娘が好きな人はどうぞ!

※原稿用紙換算で約100ページ。挿絵6枚。

これもお気に入りの作品
あまり小説物は読まない方なんだけど
何回も読み返してる　

まず挿絵がいいのが大きいです
独特の雰囲気を出しています

城ヶ崎の表面上の綺麗な所や
Sっ気を出している所や
デレている所なんか
ピンポイントでよく雰囲気を盛り上げてくれます　

ストーリーは
初恋の相手に似て気になっていた城ヶ崎は
家の都合で女として育てられていた男だと告げられ
家庭教師をしろと言われる

初日に誘惑され
恥ずかしい写真を撮られて脅迫される
しかし奴隷と言うのではく手下程度
男同士として付き合いたいという

銘家のお嬢様として育てられて
自分を晒せなかった城ヶ崎と
友情のような奇妙な関係になっていく

そんな時、青木が昔のビッチに晒される
そこを城ヶ崎が彼女として振る舞って救う

それでもあくまで
男の友人として振る舞ってくれる青木に
いつの間にか城ヶ崎の方が惚れていた
城ヶ崎はお酒の力を借りて本気で誘惑

酒が抜けて「でも男だし…」という城ヶ崎に
関係無く城ヶ崎が好きなんだと応える青木

そこからはタガが外れたようにイチャつく

そんな感じです

Sっ気が有るかと思いきや実は純愛もの　

イチャイチャが結構長く
お互いに好きだけど「男だし・・・」みたいな葛藤も有りつつ
いろいろなセックスをしてハマっていくのもエロくていい　

成就した後の城ヶ崎が本当にかわいいわ　
もともと綺麗ではあったけど
男だと隠す必要が有ったりと影が有ったのが
人を好きになって鮮やかになる感じが良く書かれてる　

あと城ヶ崎が女役に回るけど
チンコの付いてる女の子ではなく
最後までちゃんと男の娘として通しているのもいいです

読み終わってみると本当に
「何で男の娘が好きになったか知らない」
ってタイトルだなぁって思います

ホントオススメ



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